体脂肪率をBMIで判断して標準体重を知ろう
体重は、人前で自慢で発表できるくらいの数字になりたいですよね。
毎日お風呂前など体重計に乗って体脂肪率やBMI値に一喜一憂していませんか?
それに、将来的に健康を維持したい。ちゃんときれいな体で居続けたいと思います。
ですが、健康的な『適正体重』というのがあるのはご存じの通りです。
そして、理想的な体脂肪率というものもあります。
適正体重であったとしても、体脂肪率の数値次第では、肥満になってしまう場合もあります。
そこでこのページでは、適正体重と体脂肪率の測定方法、肥満にもタイプがあり、
それぞれに理想的な身体をを作るための方法の違いなども紹介して行きます。
また、厚生労働省が『肥満と健康の定義』に用いている『BMI係数』の測定方法と理想的な数値も一緒に見て行きたいと思います。
体脂肪とダイエットの関係
脂肪はダイエットを考えたことがある方ならなるべくないほうがいい!
自分のうちにある体重計で、体脂肪が表示されるタイプのものは、
なるべく数字自体を見たくないという方もおられるでしょう。
体脂肪というものは、本来体の中に蓄えられた脂肪をいい、使わなかったエネルギーを脂肪に変えて蓄えておくという人間のからだの働きによって作り出されます。
この体脂肪が無かったら、体を外気温と比較して温かくする必要があった場合に保温させたり、ホルモンバランスを調整したり、
内臓を衝撃から守ったりと様々な働きがあるので、ある程度は必要なものだというのがわかります。
だからといって、体脂肪を多く溜め込んでしまうと、生活習慣病の原因にもなったりと、この辺りはバランスが大事になってきます。
足りなくてもダメで、多すぎてもダメという難しい体脂肪、まずは自分の体脂肪がどのくらいなのかを体重計や体組織系などで
その数値をしっかりと把握することが大事になりますね。
しかし、正直体脂肪率とか、BMIとかそれらの数値の適正値とかなかなかわかりませんよねw
私も学校で習った記憶があるようなないようなw
なので、このページでもう一度確認していきましょうね。
あなたは肥満ですか?それとも隠れ肥満ですか?
はたまた肥満度は大丈夫だからそんなにダイエットは考えなくていいのかもしれませんよ?
肥満の判断ってどんな基準?
肥満というのは生活習慣病である糖尿病、高血圧、脂質異常症など様々な病気のリスクを高めるとても危険な状態をいいます。
この状態で老化や運動不足などの筋肉量の低下が合わさると、そのリスクはさらに高まります。
そのために健康診断や人間ドックなどの項目に必ず入っていて、健康的な和食が注目されている日本でも
社会問題にまでなっているんですね。
肥満には3つのタイプがあり、その基準は以下の通りです。
- かた太り
- 軽肥満
- 肥満
(筋肉量・多め、脂肪・標準~多め、体重:標準~少し多め)
(筋肉量・少なめ、脂肪・多め、体重:標準~少し多め)
(筋肉量・少ない、脂肪・多い、体重:多い)
このような3つの基準に分かれています。
かた太りというと、一般的にはあまり良いイメージがないかも知れませんが、実はそんなに悪くない状態です。
厚生労働省でも現状維持か、筋肉量を落とさないように有酸素運動量を増やして、脂肪量を絞るのが理想的な健康体という基準を示しています。
また、若いころは、肥満というものが外見的に印象が悪いということでダイエットをしている女性がとても多く、
健康に注目したダイエットよりも、体型を気にしてのダイエットが主な理由となっています。
どちらにせよ、肥満というものはデメリットが多く、できることなら早くから回避しておきたいものでもあるので、
まずは自分が肥満という状態になっているのかを把握することが重要になります。
体脂肪率の目安
体脂肪率というのは、その前にはBMIという数値で肥満を判断していたのですが、それだと身長と体重だけでの判断になり、
そこに筋肉というものを入れないと正確な把握にならないので、最近、この体脂肪率というものが肥満の判断の主なものとしてあるんです。
体脂肪率は、
体脂肪率(%)=体脂肪量(kg)÷体重(kg)×100
という数式で表すことができ、体重に占める体脂肪の割合を求めるものになります。
つまり体のどのくらいの割合が脂肪なのかというものが数字でわかるんです。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
軽い肥満 | 20%以上 | 30%以上 |
肥満 | 25%以上 | 35%以上 |
重度の肥満 | 30%以上 | 40%以上 |
この表は体脂肪率を判断するための基準を掲載しています。
しかし、肥満かどうかというのは、体脂肪率だけでは判断できないことを知っていますか?
もうひとつの体の太っている肥満度を調べる基準であるBMIをご存知でしょうか。
BMIというのは学校教育でも勉強されているのですが、BMIの数値が適正値でも見た目にはぽっちゃり系の方もおられるので
中にはあまり信用していない方もおられるかもしれません。
しかし、信頼がないのならわざわざ医療の現場や学校教育で教えられていませんよね。
肥満というものを判断するには、とても重要なものなのでもう一度確認していきましょう。
BMIとは
BMIというのは、(という英語の略で、意味は脂肪指数という日本だけではなく国際的な指標とされています。
外見の身長を加味して、身長と体重のバランスから肥満度をパーセンテージで測定するというものです。
BMIの計算方法は・・・
BMI指数=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
という数式で調べることができます。
このBMI数値の計算方法で間違えやすいのが身長の単位です。
m(メートル)であってcm(センチメートル)ではありません。
例えば、身長161cmの人なら『1.61メートル』となります。
仮に体重が62kgの方なら
62kg÷2.5921という数式になります。
(この2.5921という数字は1.61m × 1.61m)
この計算の結果は『23.91』となるのですが、
BMIの理想値は『22』というところから見ると、ほんのちょっと肥満気味ということになりますね。
この数値で適正値となっている22という数値が一番病気になりにくい数値なんだそうですよ。
痩せている |
19.9%未満 |
---|---|
適正 |
20~24.9% |
軽い肥満 |
25~29.9% |
肥満 |
30%以上 |
BMI数値は、妊娠時の体重管理のための指示基準にもなる数値です。
理想的なBMI値と適正体重にするための方法
理想的な、体型で健康体であるかどうかの判断基準は、BMI値で大まかな基準が判断できます。
その上で、体脂肪率を測定すると『現在の自分が理想的な状態なのか。そうでないのか』を判断することができます。
そして、筋肉量が多い場合は、それをできるだけ落とさなないようにするために有酸素運動を行いながら、
低カロリーな食事を心がけて、さらに脂肪量を適正値に近づけて行くことが大切です。
また、明らかに脂肪量が多く、筋肉量が少ない方は、筋肉量を増やすために高タンパク低カロリーな食事を取りながら
有酸素運動だけではなく、少し無酸素運動も取り入れながら全体的に運動量を増やすことが大切とされています。
そして、かた太りと位置づけられている、筋肉量、脂肪量ともに多めの方は
筋肉量は維持するために有酸素運動を行いながら体脂肪は絞るために低カロリーな食事を取るようにすることが大切なんですね。
今の自分の体の状態を適切に判断することが大切で、そのために体脂肪率やBMI値、適正体重を把握して上手にコントロールして行きたいですね。